社員の声

何回かの転職を経て協和工業に入り、ものづくりの本当の楽しさがわかってきた。
今はそれを分かち合える人材の育成に注力しています。

製造管理 K.T

キャリア

2000年入社

現在の仕事内容を教えてください。

私は現在、製造部の次長として、順送プレス、単発プレス、ロボット溶接の3つの課を取りまとめています。今でこそ、この立場で方針や目標を示し、部下を育成し、より良いものづくりを目指すという仕事をしていますが、恥ずかしながら、ここに至るまでは決して順調な道のりではありませんでした。

協和工業に転職した理由は何でしたか?

高校卒業後、勉強をするのがイヤで、大手製造業に入社しましたが、まさに若気の至りで入社して1年で退職してしまいました。製造の仕事に面白さを見出せず、違う業種を経験した後、縁あって協和工業に出会いました。

これまで、働くことに真剣に向き合えていなかった私が、ここでやっと気づきました。仕事のやりがいというか充実感というか。協和工業の先輩や上司、経営者の方々が本当に良く面倒を見てくれて、期待を掛けてくれました。「自分の安心できる居場所ができた」。本当に些細なことでしたが、そんな気持ちをきっかけにして、私の社会人人生は変わっていったと感じています。

協和工業に転職して、印象に残っていることはありますか?

今でもよく覚えているのは「誰でもできる仕事でも、誰にもできないレベルで実現できたら、それはプロの仕事」と先輩に教えてもらったことです。その先輩の働く姿は本当にカッコ良かった。あまり年齢の変わらない先輩だっただけに、自分が社会人として遅れをとっているという恥ずかしさや悔しさも同時にこみ上げてきて「もっと仕事ができるようになりたい」と心底思いました。そこから仕事に対する姿勢も変わってきたと思います。

振り返ってみて、この経験があるから今の自分がある、という出来事はありましたか?

20代後半になったころ、協和工業の創業時から勤めていたベテラン社員の多くが定年退職して、自分がいきなり職場をまとめる立場になりました。それまで頑張ってきたことを認めてもらったようで、本当にうれしかったです。

でも、まだまだ職場をまとめるだけの経験や力量が十分ではなかったので、正直苦労しました。勉強をするのがイヤで就職したはずなのに、自分でもびっくりするぐらい、ものづくりや管理のこと、人材育成のことを勉強することになりました。

不思議なもので、あんなにイヤだった勉強なのに、自ら学びの場を求め、本を読み、試行錯誤をくり返すうちに、わからないこと、うまくいかないことがひとつずつクリアできることの方が楽しくなったのです。

同じ職種を目指す人に協和工業ならではの魅力を教えてください。

協和工業は独立系企業ですから、親会社が指導してくれたり、仕組みを移植してくれたり、人が応援に入ってくれたりということはありません。すべて、自分たちの手で整備していきます。それが自分の職場、自分の会社をつくっている実感を強く持てる理由だと思います。

今では、超ハイテン加工技術の分野で業界の中でもトップクラスの製品実現力を提案できるようになりました。これは、技術部の解析力や設計力あってのものですが、私たち製造部の量産技術力も大切な役割を担っているという自負があります。

1個、10個、100個の製品実現ではなく、月産数万個、数十万個を安定して量産するために、私たち製造部が一つ一つの作業を正しく仕上げていく。それでも発生するものづくりの上での些細な変化や異常をもらさず発見し、その状況を技術部や関係部門と共有し、一緒になって発生原因を究明し、つぶしこみ、超ハイテン技術を磨いていく。

私たち製造部の現場力が協和工業の次の技術力を支えているという思いを強く持って、ものづくりに向き合っています。

社会人になったばかりと今と比べて、自分が成長したと思えることはありますか?

製造の仕事に対する考え方が大きく変わりました。

自分が若いころは、「製造の仕事は単調作業の繰り返し」というイメージしか持っていませんでした。確かに、ある範囲だけ見れば、単調作業の繰り返しに見えます。でも、少し視野を広げると、工夫や改善の余地はあり余るほどあります。製造の仕事がつまらなく見えたのは、自分のものの見方、考え方の方に原因があったのだとわかったのです。

今、実現したいと考えているのは、製造の本当の面白さややりがいを感じ取れるものの見方、考え方と、それを実現するスキルを身に付けた人材を育成することです。そして、その先には、協和工業の理念である「ものづくりの誇りと喜びを分かち合える企業」を目指したいと思っています。

きっと、世間で感じられている製造の仕事のイメージを変えられるのではないかと思っています。だって、みんなでものづくりするって楽しいに決まっていますから。

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