KYOWA TECHNOLOGY
人と地球の未来に貢献する
超ハイテン冷間プレス技術
2050年、日本はカーボンニュートラルすなわち「脱炭素」を実現することを宣言しました。温室効果ガスの排出をゼロとする、高いハードルに挑戦することを決めたのです。
産業界では脱炭素に資する技術開発や探索が加速し、なかでも自動車分野で注目されているのが、ハイテン材・超ハイテン材と呼ばれる非常に硬い素材の活用です。
衝突したときにドライバーや同乗者を守る車体の安全性は、自動車にとって不可欠の性能です。ところが、安全性を求めれば求めるほど車体の強度が求められ、板厚は厚くなり、重量は増加、それに伴い燃費が悪くなり、温室効果ガスの排出量も増加します。
安全性を確保しつつ、温室効果ガスの排出量を減らす。
この難しい課題を解決する上で有望視されているのが、協和工業が得意とするハイテン材・超ハイテン材プレスの技術です。
なぜならハイテン材、超ハイテン材と呼ばれる材料は、非常に硬い材料であるために、板厚を厚くすることなく強度を確保することができるからです。板厚が厚くないということは「軽い」ということです。「軽い」ということは燃費の向上、つまりは温室効果ガスの排出量削減に貢献できるということなのです。
協和工業は過去20年にわたって超ハイテン冷間プレス技術に取り組み、主に自動車のシート部品に適用されています。現在ではシート部品の新規受注のほぼ100%をハイテン、超ハイテン技術で対応しており、この分野の需要の高さを感じています。今後も超ハイテン冷間プレス技術の一層の発展に取り組み、自動車だけでなくさまざまな業界の課題に対応していきます。
KYOWA TECHNOLOGY
超ハイテン冷間プレス技術
のポイント
- 地球温暖化防止に貢献する「超ハイテン冷間プレス技術」の一端を担っています
- 自動車の「軽量化」と「高強度化」を両立し、自動車の温室効果ガス排出削減に貢献します
- 自動車以外の分野でも、課題解決に貢献するべく調査と開発を進めていきます