超ハイテン冷間プレスを支える
次世代金型
研究開発・量産プレスで得た金型製作の膨大なノウハウを当社独自のLBデザインシステムに蓄積し、新規金型設計にフィードバック。難易度の高い超ハイテン冷間プレスの量産立ち上げを驚くべき速さで実現する次世代の金型技術がここにあります。
LBデザインシステムとは
当社の量産プレスを支える独自の金型設計システムです。各工程(金型製作・量産加工・研究開発)での知見、問題点、測定データ等をデータベースへ集積。これらのデータを次期金型設計へ継続的にフィードバックし、金型設計技術の向上および安定量産を実現しています。
LBデザインシステム = Limit of Basics Design
LBデザインシステムを構成するプロセス
CAE解析
- 研究開発と量産における膨大なトライデータをCAE解析にフィードバック
- 長年積み重ねてきたノウハウが量産立ち上げにおける圧倒的な精度の向上に貢献
- 初回合格率の飛躍的向上とともに、金型立上げ期間の短縮を実現
金型設計
- 1996年に金型設計部門を開設した時より3D CAD/CAMシステムを活用した設計を導入
- デザインレビューを繰り返し、技術・製造・品証の各々の視点から量産工程での問題点や懸念点を検証
- 検証結果を設計部門へフィードバックすることで安定量産と金型内製率の向上に貢献
生産準備
- 新規受注から製造部門への金型引き渡しまで各種イベントを高品質基準にて管理
- 常に数十を超える生産準備品を並列に管理し、顧客要求品質を満足した製品出荷を実現
- 製品品質・生産能力・材料変化による寸法検証など、各種条件をクリアした金型を確実に量産工程へ引き渡し
量産
- 金型トラブルを未然に防ぐ命数管理メンテナンスを実施
- 超ハイテン冷間プレスを高精度、高剛性プレス機で安定対応
- 製造トラブルを即時に技術部門にフィードバックする工程管理システムにより、トラブルをノウハウとしてLBデザインシステムに蓄積
研究開発
- 2000年初頭より超ハイテン冷間プレスの研究開発を開始。産学官共同の活動により多くの知見とデータを収集
- 中小企業では珍しく研究開発費を予算化、年度ごとに研究開発テーマを設定、及び実行
- 近年では、超ハイテン冷間プレスに特化した取り組みにより、超ハイテン1.2GPaでの安定量産が可能な技術力を習得